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アトリエかわしろ一級建築士事務所

Author:アトリエかわしろ一級建築士事務所
「がま口から建築物まで」
日々の生活につながっている モノづくり・住まいづくりのためのデザイン事務所です。

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12月14日(月)

アウラコレクションの醤油差し

アウラコレクション とは、主に店舗インテリア等の素材の開発を手がける ㈱アウラ が、時間を経ても残るようなモノのあり方を目指して実現させた、日常生活の中で使い続けることのできる、クオリティの高いプロダクトです。

このコレクションの特徴は、生活道具でありながらも、どれもが(日本の)職人の手仕事を通した伝統的な素材や技術、あるいは先端の特殊素材や技術によって成り立っているということ。 そして、何よりも(日本だけでなく世界中の)デザイナー達がそのことをしっかりと意識しているところにあります。
ともすれば安易な製品が大量に流通する時代のなかで、このようなプロダクトの存在が、本質を持ったモノたちと日々の生活を過ごすことの大切さを私たちに教えてくれることでしょう。

そのなかの一つとして 「醤油差し」 を挙げてみたいと思います(写真1)。

アウラコレクションの醤油差し
(写真1)


醤油差しなので、高さが10cm弱の小さく控えめなプロダクトですが、何度みても これ以上のかたちは考えられない というくらい、デザインとして究極のモノのような気がします。 これは間違いなく理想の形でしょう。
デザインは 長谷川武雄 によるもので、自ら制作し、型をおこし、優れた職人の手で丁寧に製品化されているものと思われます。
素材は磁器ですので一般的な陶器よりも収縮が激しく、実現のためには高度な技術が欠かせないはずです(写真2)。

アウラコレクションの醤油差し
(写真2)


注ぎ口の描く曲線とその角度をみてください。 醤油を注いだ後に先端から液だれすることがなく、うっかりとテーブルクロスにシミをつくることなど皆無です。
醤油を注ぐたびに感謝の気持ちに包まれます。 幸せとはこのような日常の何気ない行為のなかにこそ見出せるものなのかもしれません。

アウラコレクションの醤油差し
(写真3)


よくある筒状のかたちでは、手にとって注ぐ際に握るようにして持ちますが、この丸みのあるかたちでは手の中に包まれるようにフィットしてくれます(写真3)。
華奢なモノほど大切に扱う必要がありますが、この形態と小ささは、そっと扱うための自然のかたちの結果なのかもしれません。 そして、常温での風味を損なわないためには、それほどたくさんの醤油を入れておく必要がないことも付け加えておきたいと思います。
 

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